ちょっとのスペースを
水鉢:大型の水鉢に水盤をつくり、水草や花を浮かべたり、雨音を感じたり、光を感じたりできる庭にしました。
マンションでしか出来ない庭
室内と一体的に利用できる庭とするために、ベランダ床面にタイルを貼り、段差による距離感をなくしました。
植栽は観賞用の苔類、紫陽花、キキョウから収穫できるハーブ類、ブルーベリー、オリーブを選び、
一年を通してガーデニングを楽しめる様に計画しました。
腐食しない樹脂デッキを採用し、外で食事や読書ができるようにテーブル・イスを設置しました。
高層階ということからデッキ部分に関しては、落下防止と庭との調和を考慮し、ラチスの手スリを計画しました。
着工前:広いベランダが物干し場所としてのみ使われていました。殺風景な雰囲気なので部屋からベランダに出る事がほとんどありません。
完了後:街並を借景とするこの庭は、地上の庭とは違った雰囲気が感じられます。
植栽:一年を通じて庭を楽しめるように苔類からハーブ類まで様々な種類の植物を植えました。
・ブルーベリー・アベリア・チェリーセイジ・トウガラシ・ホタルブクロ・マツバギク・マツバボタン
・ヤブラン・オリーブ・ヤマアジサイ(クレナイ、ニジ)・キキョウ等
光:夜が遅い御施主様のライフスタイルに合わせ、シーリングダウンライトで夜でも楽しめる庭にしました。
メンテナンス:上部がオープンになっている場所へ植物を配置する事により、毎日の水撒きの低減と植物に陽射しが降り注ぐようにしました。
また立水栓を計画する事で室内に水を汲みに行かずに水撒きが出来るようにしました。
曲線:四角いベランダに曲線を入れる事で、柔らかいイメージを庭に持たせました
室内との一体感:ベランダの床面にタイルをひくことで室内とベランダとの段差が低くし、室内の延長として使える庭としました。